TECHNOLOGY
製品技術
未来の社会環境を見つめ、
高度技術に信頼を添えて、
新たな国土建設に貢献する。
当社は昭和26年の岩沼工場設立以来、橋梁・マクラギなどのPC製品を製造しており、昭和36年にはPC 桁の日本工業規格制定と同時にJIS表示許可工場に認定されております。
その後、宮城県亘理町に移転し東日本コンクリート(株)亘理PC工場と改称。
プレテンション方式PC桁・PC版・PC床版・セグメント桁、及び建築・防災などに関わる幅広いPC製品を製造、国土交通省・地方自治体・高速道路や鉄道の橋梁建設工事に数多くの実績を築いています。
FEATURES
プレストレスト・コンクリートの特徴
FEATURES
プレストレスト・コンクリートの特徴社会の基盤となる建設構造物や
防災施設の建設に不可欠な
プレストレスト・コンクリート(PC)
コンクリートは引張強度が圧縮強度の1/10程度と、圧縮には強いが引張力に対して極めて弱い構造材料です。曲げを受ける部材として使用する場合、弱い部分である引張側を補強しなければ、材料の有効利用ができません。
その補強方法として、引張力を鉄筋で受けもつ構造としたのが鉄筋コンクリート(RC)で、鉄骨で受けもつものが鉄骨鉄筋コンクリート(SRC)です。
さらにもう一つが、プレストレスト・コンクリート(PC)で、コンクリート断面に発生する引張応力を予測し、これに見合う圧縮応力度をあらかじめ計画的に与えておくもので、この圧縮応力度をプレストレスといい、PC鋼材によって与えるのが一般的です。
プレストレスト・コンクリート構造物(PC構造物)は、プレストレスの与え方によりひび割れを自由に制限できるもので、RCよりも耐久性に優れています。
プレストレスト・コンクリートの応力分布
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荷重による応力度
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プレストレスによる応力度
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合成応力度
プレストレスの与え方
プレテンション方式
PC鋼材をあらかじめ緊張しておき、そこにコンクリートを打ち込み、硬化後に緊張力を開放することで、プレストレスを与える方式。
緊張力はコンクリートとPC鋼材の付着により確保されます。(設備のあるPC工場のみで製造可能)。
製造工程
- PC鋼材の緊張
- 鉄筋・型枠組立、コンクリートの打設・養生
- 緊張力の開放(導入)
ポストテンション方式
コンクリート部材の硬化後、内部に設けられたダクト(シース)に配置されたPC鋼材を緊張してプレストレスを与える方式。
緊張力はPC定着具により確保されます。
製造工程
- 制作ベースにて鉄筋、シース、型枠の組立
- コンクリート打設、養生(セグメントの切離)※①②は工場にて施工
- 現地にてセグメントの接合、PC鋼材の挿入、グラウトの充填
製作工程
- PC鋼線配線
- PC鋼線緊張
- 鉄筋・型枠組立
- コンクリート打ち込み
- 高温促進養生
- 脱枠
- プレストレス導入
- PC鋼線切断
- 製品取出
- 製品仕上
PRODUCT
製品案内
PRODUCT
製品案内亘理PC工場での主な製造品目
- 道路橋用PC橋桁(JIS桁、ホロー桁、セグメント桁)
- PC版、PC床版
- 鉄道マクラギ(プレテン、ポステン)
- 各種シェッド(スノー、ロック、ウェーブ)
- スノーシェルター
- 建築用PC部材(床版、梁、柱)
- プレキャスト部材(地覆、壁高欄)
- 緩衝工材
- ブランチブロック